Python GUIアプリのexe化「pyinstaller」の場合

 本記事では、tkinterやpyside6などで作成したGUIアプリのpythonスクリプトをソフトウェア(デスクトップアプリ)として実行可能な形式(Windowsならexe, Macなら.app)にする方法を載せました。本記事では「pyinstaller」について述べます。

 有名どころのライブラリには、「pyinstaller」と「cx_Freeze」があります。前者で生成したexeファイルは他のPCでの使用はコピペで可能です。但し、そのexeファイルサイズが大きく、毎回の起動が遅くなりがちです。一方、後者で作成したものはインストーラのため、異なるPC毎に使用するには初回のインストール作業が必要であり、それが手間です。但し、ソフトの起動が速いです。以上のようにそれぞれ一長一短あります。

■ライブラリのインストール

pip install pyinstaller

■実行コマンド

 下記はその代表例です。引数「--onefile」はひとつのファイルにする意。「--noconsole」はアプリの実行時にコンソールを表示させない。「--exclude」は含有させたくないライブラリの指定、「--icon」はアイコンにしたいアイコンファイル名を指定します。 

pyinstaller --onefile --noconsole --exclude=jupyterlab --icon=image.ico test.py

下図は上記コマンドの実行結果の例です。フォルダ「build」, 「dist」が生成されます。

下図は、上記「dist」の中身で実行ファイルが出来ているのがわかります。

以上

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