本記事では、Windows環境でAnaconda Promptによって、Anaconda 仮想環境を複製する方法について記載しています。
コピー環境の活用方法は、例えば、あるライブラリをダウングレードしないとエラーで動かないライブラリがある場合などです。例として、TensorFlow(テンソルフロー)のバージョン指定によるbeta2.0へのダウングレード方法も記載しました。
▼1. 現在の仮想環境の確認
$ conda env list
すると、下図のようにして仮装環境名は「base」であることがわかる。
▼2. 仮想環境のコピー
conda create -n [新規仮想環境名] --clone [コピー元の仮想環境名]
例えば、右記のようにする。 $ conda create -n AI_gym --clone base
その後、下図のようにcoda env listで、再び仮想環境のリストを調べると、AI_gymという名の仮想環境が出来た様子がわかる。
▼3. 仮想環境への移動
activate [移動先の仮想環境名]
例えば、右記のようにする。 $ activate AI_gym
その後、下図のようにcoda env listで、再度仮想環境のリストを調べると、AI_gymという名の仮想環境へ移動した様子がわかる。
以上で、Anaconda環境は新仮想環境で作業できる。
▼4. ライブラリのバージョンを指定してインストールする方法
次に、上記のような新仮想環境下で、例えば、テンソルフローのバージョンを2.0betaへダウングレードしたい場合
$ pip install tensorflow==2.0.0-beta
(参考)例えば、下記リンク先を試したい場合に活用できます。
Python 強化学習ライブラリ「OpenAI Gym」 - HK29’s blog
以上
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